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タイトル名 |
バスケットボール・ダイアリーズ |
レビュワー |
パブロン中毒さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-12-19 18:46:08 |
変更日時 |
2008-12-20 14:15:46 |
レビュー内容 |
私は白人のティーンエイジャーの行儀の悪さとか大嫌いなので、この手のものはけっこう冷淡な気持ちで見ることができてしまう。そりゃひどい目にあってもしょうがないんじゃないの、これだけお行儀が悪ければ、貧乏とか母子家庭とか神父とかホモコーチのせいという域を超えていると思うもの。行儀良くしろよまったく。 確かにジムの転落の原因は「仲間ではない」とはいえないのだが、ニュートロンのことを考えると「ジム母」と「ニュートロン母」の違い、というほうが大きいと思わざるを得ない。「ジム母」は頼りなく描かれている。 一応のハッピーエンドを迎えてしまうということで、やはり「レクイエム・フォー・ドリーム」よりも数段落ちると言わざるを得ない。 そのへんは実話だからしょうがないということにもなるが、更正できたうえアーティストとして成功することもできたジムは、10人に1人なのか、100人に1人なのか、そのへんどうなのよ。と突っ込みたくなりませんか。「1人のジム」に対し、「何人のミッキーやペドロ」がいるのか、そこらへんはっきりしてもらわないと、とんでもなく事実認識を誤ってしまわないか。 はっきりいってジムが死ななかったのはレジーが居たからでしかないけれど、〝レジー〟はそんなにたくさん存在するのだろうか。 ジムは立ち直った、OK、そんでミッキーとペドロは?10年後にはどうなったのけ? なにかこれでは、クスリで身を持ち崩してもおおむねの場合どん底から這い上がれるかのように楽観してしまいそうになりますね。そういう人は危険ですから中島らも「アマニタ・パンセリナ」の「咳止めシロップ」の章を読んで気を引き締めてください。 とにかくこの映画のようにヘロインや覚醒剤は個人の意思ではコントロールできないそうですから、タバコすらやめられない私のような人は一回でも手を出してはいけません。 |
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