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タイトル名 |
シン・ゴジラ |
レビュワー |
小鮒さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2016-08-02 23:47:26 |
変更日時 |
2016-08-02 23:55:46 |
レビュー内容 |
監督!あんたはわかってる。 ゴジラはもとより円谷特撮映画、ゴジラ、ウルトラセブンの本当の魅力ってやつを!逆にわかりすぎちゃって、客に悟られ恥ずかしくならないかな。
ゴジラ、ウルトラセブンの魅力ってのは実はフェティシズムだ。 女性のピンヒールとライン入り黒ストに興奮する輩がいるように、自衛隊の出動、指揮系統のピシッとした言い回し、制服、肩書きそのもの、銃器や兵器の名称やら型番号、自衛隊マーチに代表される音楽。ただそれだけでもある種性的快楽の匂いを感じる変態性的倒錯、それこそが実は円谷ゴジラ、ウルトラセブンの真髄なのである。
他に例を挙げればガッチャマンにおけるベルクカッツェの紅い唇、仮面の忍者赤影の赤い唇などがその付近を狙ったものであることは間違いないであろう。ウルトラセブン変身時の音など、あれでイってた男の子もいたはずだ。男の子向けのこういう特撮には必ずこういう要素が必要なのだ。 このゴジラでは監督がそこを、そこだけをデフォルメして、痒いところに手が届く、フェチどもをイカセテくれる映像を作ってくれた。この映画はフェチ的要素の固まりである。石原さとみの英語、厚めの唇もそれであるし、わけのわからない医学、生物学的用語をまき散らし不気味さを醸し出すのもそれである。このフェティシズムを刺激することに主眼を置いた監督の頭のなかをみてみたい。俺はフェチではない・・・けども。 |
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