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タイトル名 |
火垂るの墓(1988) |
レビュワー |
アホをどりさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2006-09-01 15:07:23 |
変更日時 |
2006-09-01 15:07:23 |
レビュー内容 |
赤い思想は嫌いだがこの映画はいい。 兄の行動は生き延びるという観点からは 先を見ていないおろかな行動である。 ましてや、幼い妹も自分の身勝手の巻き添えにしてしまうとは 言語道断である。 妹はともかくこんなやつに同情はできない。 映画館でそう思いながら見ていた。 ましてやトトロを見た後にこれである。 その併映のバランスの悪さにも腹が立っていた。 しかし、涙が止まらない。 この涙は何なのだとしばらく考えた。 実は今も考えている。 自由と尊厳を求めたのか 妹と二人で理想郷を作ろうと思ったのか…。 今も昔もそんなものを求めると野垂れ死には必定。 しかも戦時という過酷な状況でそんなことをしてしまったこの 馬鹿な兄にどうしようもなく共感してしまう自分がいる。 そして、同情でも絶望でもない涙を流してしまう。 しかし、トトロとの併映はヒド過ぎたと今でも思う。 |
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