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タイトル名 |
ジョイ・ラック・クラブ |
レビュワー |
成田とうこさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-07-15 01:01:10 |
変更日時 |
2007-07-15 01:01:10 |
レビュー内容 |
因果応報。子は親に巡り親は子に巡る。逃げ出せない何かを求めて移民という手立てでアメリカに住もうとしても、流れる血の色は隠せないのか…公開当初ジョイ・ラック・倶楽部だと思い、愉快な楽しい移民物語でお涙ホロリ作かと思っていたら大間違い。暗くそして重い作品。ラストあたりで「あなたは、いつも誰よりも真っ先に傷んだ蟹(クラブ)を皆に遠慮して食べる子よ…」涙を流さず気丈に語る母を見て、やっと自分の人生のポジション(倶楽部)に気づき始める。そう全ては自分の性(サガ)。封建的な思想感は時代を経ても尚、そのワンシーンに残されていて、かなり痛い作品でした。 |
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