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タイトル名 |
八つ墓村(1977) |
レビュワー |
金田一耕助さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2005-11-01 22:26:59 |
変更日時 |
2006-04-02 11:26:42 |
レビュー内容 |
前回のレビューの続きとして書かせて頂きたいと思います。 この映画を別の視点で考えると、非常に面白い発見が生まれます。前回は辰也と美也子との話で終わりましたが、今回はその後、金田一と諏訪弁護士のやり取りの部分です。 まず、「尼子の怨念は現在進行中であり、辰也に多治見家の全財産も奪わせる」という前提をふまえると、次に殺されるのは金田一である。なぜなら彼は「知りすぎた」からである。つまり、辰也は多治見家の血を引いていないことをばらした→辰也は財産を継げない→尼子の策略を邪魔したからである。このことに気づいたのか金田一は「調べるの止めました」と言っている。さらに興味深いのは金田一がお茶を飲んだ時咳き込んだ部分である。もしかしてお茶に毒が・・・と思ったのは私だけでしょうか。とひねくれた事を色々と書きましたが、これを故野村監督が見たらなんと思われるだろうかとふと思ってしまいます。もしかしたら私のような考え方も計算内だったのかもしれません。 と、いう考え方をふまえてこの映画をもう一度ごらんになって下さい。 |
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