みんなのシネマレビュー
残菊物語(1939) - よし坊さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 残菊物語(1939)
レビュワー よし坊さん
点数 9点
投稿日時 2008-07-12 06:31:48
変更日時 2008-07-12 06:31:48
レビュー内容
ようやく溝口健二監督作品初鑑賞です。初鑑賞がこの映画でよかったのかは分かりませんが・・・、鑑賞を終えて深い溜息と感慨に包まれています。とにかく立派な映画やなーと感嘆します。オープニング・クレジットから長回しの移動撮影(笑)ですが、その丁寧な文字のセンスから既に格調高い香りがたちこめています。内容はもちろんのこと、素人目にも感じる目も眩むような素晴らしい構図と、完璧に作りこまれた家屋内外のセットにさえ微塵の隙も感じさせません。汽車や駅構内の造りから、風鈴を売る屋台まで、僕には知る由もない当時の情景さえも、たまらなくその時代を偲ばせてしまうのです。そして映画の本筋ですが“芝居の世界には家柄というものが無くてはならない”この事実をお徳は最初からどこか冷静に理解していたから、大阪へと向かった時点でさえ下積みだけを共にする覚悟が出来ていたのでしょう。こう簡単に書いてしまうのも気が滅入るほど壮絶な覚悟ですが、それをお徳が求めたというこの一人の女の生きざまが、痛々しいほどに、しかもさりげなく描ききられているように思える。これは何ということだろうと思う。それにしてもテンポがいい映画とは思えないのに、観ていて時間がアッという間に過ぎていきます。これぞ静かなる躍動感、この出来栄え、この時代、この日本映画の力量に感無量です。
よし坊 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-06-10ミッドナイト・イン・パリ77.00点
2012-04-26アーティスト76.65点
2010-07-22羊たちの沈黙77.85点
2010-07-11男と女(1966)77.34点
2010-07-04奥様は魔女(1942)55.62点
2010-06-12ウエスト・サイド物語(1961)77.13点
2010-05-30エデンの東(1955)57.25点
2010-05-23スタンド・バイ・ミー98.10点
2010-05-18シェルブールの雨傘77.57点
2009-02-15キートンの大列車追跡87.53点
残菊物語(1939)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS