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アイアンクロー - Nbu2さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アイアンクロー
レビュワー Nbu2さん
点数 6点
投稿日時 2024-04-16 22:34:01
変更日時 2024-04-17 05:40:51
レビュー内容
エリック一家を襲った悲劇は映画よりも現実の方が過酷だった。
レスラー志望の六男もまた、自死を選んでいた事、
フリッツ・フォン・エリックは晩年妻と離婚し一人身だった事、
三男デヴィッドの死は痛み止めとして使用していた鎮痛剤の
大量摂取、つまり彼も薬物中毒による自死であったといわれてる。

「過度な期待によって挫折するスポーツ選手、その再生」てのは
映画ファンとしては食傷気味な題材なので、客観的に見れば
レビュー点数はこんなもんなんだろう、と思う。
だけどプロレスファン、特に「プロレス・スーパースター列伝」を愛読書とし、
土曜夜に「世界のプロレス」を見て80年代を過ごしていた私の様な
オッサンには突き刺さりまくりで、泣けて泣けて仕方がない。

プロレスから離れ、唯一生き残った次男ケヴィン・フォン・エリックが
自分の子供達に声をかけられ涙を流すラスト。彼は昔、父親の教えを
忠実に守り過ごしていた日々を振りかえる。
時代錯誤な父親と教育に無関心な母親。でも確かに愛情はあった。
兄弟は皆若くして死を選び再会は叶わない。ただ確固たる絆はあった。
チャンピオンになれた期間は短かった。 それでも強いレスラーだった。
世間でいう「呪われた一家」では、決して彼らはなかった。

現実のケヴィンにはあまりにも事態が悲惨すぎて、そんな感慨に浸る
には更なる年月が必要だったろう。もう心情的には無理かもしれない。
でもこの作品中、夢の中兄弟楽し気に抱き合うシーンを入れた
事で、この映画は世界中で身体を傷つけながら頑張っている
プロレスラー、ひいては目標に向かって努力を続けている
市井の人びとへの監督なりのエールなんだ、と感じてしまった。

アイアンクロー、フォーエバー。

とはいえケリー・フォン・エリックでいえばディスカスパンチ
(学生時代円盤投げの選手だったなごりから得た回転パンチ)
の方が、アイアンクローよりも好きだったなぁ。

物理学者映画に埋もれてしまう前に、どうぞ。
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2024-05-26嘆きのテレーズ87.37点
2024-04-16アイアンクロー66.33点
2024-04-13綴方教室77.42点
2024-02-25いつも上天気76.75点
2024-02-18(秘)色情めす市場77.33点
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