|
タイトル名 |
ティム・バートンのコープスブライド |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-04-25 17:54:12 |
変更日時 |
2006-05-15 17:50:06 |
レビュー内容 |
表のヒロイン、コープスブライドがなんといっても魅力的です。頭蓋骨には虫が喰い、ところどころ白骨化していても、悲しい位に明るく主人公を想う姿に心動かされます。彼女が表のヒロインだとすると、裏のヒロインは没落貴族の娘、ビクトリアです。彼女は気位ばかり高くイヤミな両親から生まれたとは思えない、とても純朴な娘です。彼女の一途な想いにもまた心動かされます。死者の世界が「表」、現世が「裏」というところが、この作品のキーポイントです。死者の世界のほうが色調も明るく、楽しい感じで描かれているのに対し、現世のほうは暗く陰気に描かれています。この対照的な世界がビクターと観客に問いかけます。「楽しいが悲しみを秘めた死者の世界」と「あなたがいるべき陰鬱な世界」、あなたはどちららを選びますか?と。美しすぎるエンディングが忘れられない作品です。 |
|
目隠シスト さんの 最近のクチコミ・感想
ティム・バートンのコープスブライドのレビュー一覧を見る
|