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タイトル名 |
ヘル・レイザー |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2025-04-26 20:13:26 |
変更日時 |
2025-04-26 20:13:26 |
レビュー内容 |
初見は小学生のころ深夜のTVロードショーで。と記憶していましたが、1972年生まれの私が本作を小学生で観られるはずがないため、私がタイムリーパーであることが判明しました。あるいは記憶違いかもしれません。いずれにせよ頭が"ぐわんぐわん"した事だけは鮮明に覚えています。今回サブスクで見つけて懐かしくなり鑑賞しましたが、あれこんなお話だったっけ?という感じ。結局のところ『ヘル・レイザー』=『ピンヘッド』であり「強盗がおでこにピンクの絆創膏を貼っているとその印象に支配され顔が記憶されない」現象と同じと考えられます(何その豆知識)。冗談はさて置いても、お話の方は少しインテリジェンスに「マゾヒズム」とは何ぞやと解釈するより「不倫脳ってヤバい」といった趣き。良識派の私には元が広瀬すずでもハーフスケルトンな肉塊になったら即逃げする自信があるので、どんな犠牲を払っても間男(弟)を復活させようとした浮気妻の覚悟に震撼しました。まあ、奴が相当なテクニシャンなのは間違いないでしょう。もっとも本作の見どころはストーリーにあらず。美術と世界観。これに尽きます。前述したピンヘッドほか魔導士のみなさんのビジュが強過ぎる!造形美のセンスは文句の付けようがなく、後に『ベルセルク』のゴッドハンドを誕生させたと考えれば尚の事本作を評価したくなります。実際、特撮のレベルは高く最新のCGには無い深い味わいを感じました。特撮は決して陳腐化していません。今なおアナログレコードの価値が失われないのと同じかと。という訳で、後世の作品に影響を与えた歴史的価値込みで採点します。 |
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