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タイトル名 |
わたしのハワイの歩きかた |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2020-08-10 18:27:20 |
変更日時 |
2020-08-10 18:28:46 |
レビュー内容 |
主人公がハワイまでやって来た表向きの理由は2つ。①ガイドブックの取材のため(仕事)、②ハワイで結婚式を挙げる友人の2次会会場の下調べ(プライベート)。でも実際は、仕事で評価されない現実と、社内不倫という現実、2つの辛い現実から逃げ出すためでした。会社の経費を使いまくり、出張期限をぶっちぎって遊びまくり、最終的には『ハワイの住人』になるという結末。リゾート地でバカンスの延長から住み着く人っていますよね。『現実逃避』は、本来一時避難ですが、主人公の場合は計画移住の線が濃厚。一応仕事はこなしたので会社から訴えられる心配は無さそうですが、筋を通さぬ身勝手な振る舞いは社会人として褒められた態度ではありません。ただし、主人公の生き方を非難する気もありません。一度きりの人生、好きに生きたらよろしいでしょう。さて、そんな型破りな主人公ですが、一番のサプライズは『玉の輿』を自ら降りた事。王子様の年齢や人間性に難ありでもないのに、当てた宝くじを自ら破り捨てるとは。彼女の人生観が伺い知れます。歯に衣着せぬ物言いは、日本よりもアメリカ向きなのは間違いありません。結果的に移住は正解だったと思います。自分自身で人生をコントロールしようとする姿勢も良いと思いました。ただそれなら、お茶漬け屋からのプロポーズなんか待たずに、自分から告白したら良いのに。これが乙女心ってヤツなんでしょうか。榮倉ちゃんがモデル体型のSクラス美女ゆえ、その存在自体が『浮世離れ』しており、感情移入し辛いのが難点(オッサンが何言ってんだか)。あるいは「こんなの御伽噺なんだから、お前ら本気にすんなよ」という監督からの忠告かもしれませんが。 |
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