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タイトル名 |
アタック・ナンバーハーフ |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-11-23 20:23:14 |
変更日時 |
2006-11-23 20:23:14 |
レビュー内容 |
おふざけ作品かと思いきや全然違いました。コメディではありますが真面目なつくり。スポーツ系感動作としても王道ですが、やはり見所はおかまさん達の生き方を描いたドラマ部分。タイはイメージ的に、おかまさんに理解のある国。彼女たちの市民権は確立されているものと思っていましたが、そうでもなさそうです。マイノリティの現実はやはり厳しい。彼女たちの主張は明確です。「私たちを否定しないで欲しい」。人として当たり前の欲求です。お化粧したいし、爪も伸ばしたいし、素敵な恋もしてみたい。女の子ですから。彼女たちは一躍ヒロインになりましたが、それも一時的なこと。厳しい現実は依然としてあります。やっぱりちょっと切ない。でも彼女たちは前向きです。泣き笑い悪態をつきながらも、明るく生きていくのでしょう。自分を肯定すること。人生を楽しむこと。彼女たちから見習うことは多いです。バレーシーンの弱さ、目立たない主人公、キャラの描き分け不足など不満な部分はあるものの、賞賛したい気持のほうが勝ります。元気が出ます。あとオープニングクレジットのセンスは抜群だと思いました。ちなみに掟ポルシェ、麒麟の川島、照英が出ています(ウソ)。 |
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