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タイトル名 |
ノイズ(2022) |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2022-11-26 14:27:42 |
変更日時 |
2022-12-10 14:42:35 |
レビュー内容 |
「もし自分だったらどうしただろう。同じ過ちを犯したかもしれない」明日は我が身。観客にそう思わせればしめたものです。没入感、当事者意識。優れたサスペンスの必須条件です。これが映画におけるリアリティの役割と考えます。しかし脚本センスの無さが、肝心な場面で足を引っ張りました。意識のない男の胸を殴りながら『戻ってこい!』。医者が、いや織田裕二だから成立するのであって、誰が使ってもよい台詞ではありません。この瞬間リアリティが吹き飛びました。冒頭から丁寧に張ってきた「瘡蓋」の伏線も無効化です。観客が冷静になってしまったら、もう嘘は嘘でしかありません。『あんな状況で犯罪隠蔽なんてするわけないよね』『離島に対する偏見エグくない?』『追加で2人が死ぬ展開って流石に無理あり過ぎでしょ』ずっと醒めた目で観てしまいました。あと黒木華さんは本当に大好きな女優さんですが、本作のキャスティングには(指摘した方が悪者になるような)そこはかとない悪意を感じます。 |
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