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タイトル名 |
時をかける少女(1983) |
レビュワー |
目隠シストさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-02-06 19:15:18 |
変更日時 |
2008-02-06 19:18:52 |
レビュー内容 |
音楽が素晴らしい。劇中で流れる情緒溢れる旋律が心を捉えます。エンディング『時をかける少女』も名曲。音楽の力がこれほど威力を発揮している映画もめずらしいと思う。印象を2割は良くしていると思います。そして原田知世。よくみれば結構地味な顔立ちです。でも何でこんなにカワイらしいのか。あの弓道着姿、そしてサービスブルマ。ピュアでノーブルな魅力にメロメロでした。彼女の存在で更に好印象です。ストーリーも切なくて好き。“時は過ぎていくものではなく、やってくるもの”。2人の“初めての再会”は必然の奇跡。情感が溢れてきます。モノクロとカラーの使い分けにコマ落し。突如出てくる書割の背景。どれも作品に懐かしくて柔らかな色を与えています。今まで自分が鑑賞したアイドル映画の中では、群を抜く出来栄えでした。とても好きです。ただ手放しで褒められる訳ではありません。ヒロインもその相手役の彼も、演技は芳しくありません。オチの付け方もいささか強引だと思う。深町くんの独白のみでの真相解明では味気ないです。それに和子のタイムリープの法則もよく分からない。長所も沢山あるけど、短所も目立つ。そんな作品でした。でも「色の白いは七難隠す」とは良く言ったものです。この場合の白はもちろん…。2006年のアニメ版しか観ていない方も、是非本作を鑑賞されることをお薦めします。どちらの作品も味わいが増すこと間違い無しです。 |
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