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タイトル名 |
CURE キュア |
レビュワー |
たにゅさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-06-07 21:53:32 |
変更日時 |
2006-06-07 21:53:32 |
レビュー内容 |
思いっきりネタバレですが、語らせてください。そういう作品なんです(笑)
●「日本においてもヨーロッパにおいても初期の催眠術は魔術であった」ということが何度か言及されていることから、最終的に"伝道師"となった高部(役所)は、限りなく魔術に近い能力を手に入れちゃったんじゃないかな、と思います。最初はあくまで単なる「催眠術師」だったものがいつの間にか「魔術師」になっていく過程は、同時に「サイコスリラー映画」が「オカルトホラー映画」になっていく過程でもあります。タバコの煙程度で他人を"cure"できるようになった高部が、これからも淡々と人々をcureしていくであろうことが暗示されるラストは、この映画以外では見たことがないような余韻を残します。
●病院の中で刃物を持てる人は限られているでしょうから、高部にcureされた主治医か看護婦が奥さんをやっちゃったんでしょうね。
●文句なしの秀作です。 |
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