|
タイトル名 |
兵隊やくざ |
レビュワー |
stroheimさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-04-17 22:06:53 |
変更日時 |
2006-04-17 22:06:53 |
レビュー内容 |
戦争を皮肉った作品は数多あるが、兵隊やくざほど痛快な作品を私は知らない。義理深く力強い大宮はいささか漫画的ではあるが、設定がここまで脚本に活かされていればそんな些細なことは気にならない。上官は神、制裁は当たり前のこの場所で大宮二等兵と有田上等兵のコンビはどうにか痛快をやってのける。大宮一人ではどうにもできない。有田上等兵一人でもどうにもできない。大宮が暴れ、メガネが右往左往するからこそ砲兵とも炊事班とも喧嘩できた。余裕ではない、楽勝ではない絶妙なバランスに興奮させられる。下らない戦争に、下らない軍隊に、無意味な死に、天皇に、国に無条件降伏しなかった二人。こうありたい。 |
|
stroheim さんの 最近のクチコミ・感想
兵隊やくざのレビュー一覧を見る
|