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パッション(1982年/ジャン=リュック・ゴダール監督) - stroheimさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 パッション(1982年/ジャン=リュック・ゴダール監督)
レビュワー stroheimさん
点数 10点
投稿日時 2006-12-29 02:32:31
変更日時 2006-12-29 02:32:31
レビュー内容
自分に役割を求めるな。動け。探せ。見出せ。“映画「パッション」のためのシナリオ”を観て気付かされる。映画「パッション」の中でゴダールの分身たる監督は繰り返される「物語」の要求に当惑し反発していた。ゴダールは何も「物語」を否定しているわけではない。「物語を語ること」を否定しているのだ。映画「パッション」の中で「物語」は語られていない、「物を語っている」のだ。劇中で“最小限の努力と最大限のトラブル”と語るように、また“映画「パッション」のためのシナリオ”において「整理して物を語る人はいない」と語るように、映画の中の運動と映画をつくる運動とに同等に意義を与え、つまりは後者に対しての意識的な姿勢を喚起し、またその発信者たちに、監督に、俳優に、スタッフに、労働者に、passionを、情熱あるいは受難を課す。そういった映画である。 火の不在、労働者と監督、映画と工場、愛、受難、情熱。映画「パッション」は退屈である。観客は光の不在を嘆かず、物語の不在を嘆くだろう。だが、もし映画観を、信頼してきた自らの映画眼を破戒される代償を怖れぬ者であったならば、喜びと不審の心をもって受難されることになる。そうして持ち得たもうひとつの眼は自らの創造性を刺激し、真っ白なスクリーンのみならず、既に作られたその映画に対してまでも創造主として臨む人生をもたらすことになるだろう。
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