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タイトル名 |
ミザリー |
レビュワー |
夜野比瑪さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-04-09 21:53:03 |
変更日時 |
2012-04-09 21:53:03 |
レビュー内容 |
キング小説の映像化。原作のあらすじを知っていて、結末を知っていたのだが アニーの躁鬱的な、感情の起伏に完全に飲み込まれてしまう。 「ここでこう言っておだてておけば大丈夫だろう・・・。」と 作家も観客も思っていても、結果はアニーの気分しだい。 キレて、手を出してくるアニーには、私なら絶望して自殺するくらいの理不尽さ。 アニーが一番のファンとして、無邪気に振舞うさまに 最初は幼さを感じつつも、やはり嬉しいからなのだろうなぁとおもっていたが、 後半からはすべてが違和感。喜んでいる様にすら無邪気さゆえの残酷さが垣間見え、 嫌悪感すら覚えるようになるのだから、女優の演技がすばらしい。 最後(ミザリー?)豚の像で頭を殴ったときも 「念のためにもう2・3回殴っておけ!」と主人公に言いたくなる。 低予算で作られているのだろうが、抑えるところを抑えれば 過剰な演出をなくしてもホラー映画はできる、という見本のような映画であった。
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