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タイトル名 |
風が吹くとき |
レビュワー |
且さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-07-26 10:07:40 |
変更日時 |
2009-07-26 10:18:28 |
レビュー内容 |
核戦争の恐怖を、いち夫婦の視点から丹念に描いた作品。 この夫婦は、爆風や熱線による一次被害をなんとかまぬがれた後も、 実体のつかめない恐怖に晒されることになった。 淡々とした雰囲気のなかにも、核攻撃ののち夫婦が破滅に向かっていく過程が 誇張ではないリアリティを伴って描かれており、 これを観たときは、寒気がするほど恐ろしくなった。 絵柄に似合わず、これは今までに観たどんなホラー映画よりもヘヴィーで恐ろしい。 この作品が出た頃は、東西の冷戦に加え、チェルノブイリ原発事故が 起こった後ということもあり、世間は大いに反応したらしい。 核の恐怖がアニメで平易に表現された、ポピュラーな反戦映画として意義深いと思う。 しかしアニメとはいえ内容は相当に残酷なので、R-15くらいでもいいと思う。 |
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