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タイトル名 |
血と骨 |
レビュワー |
TMさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-04-16 22:45:50 |
変更日時 |
2006-04-16 22:45:50 |
レビュー内容 |
壮絶な作品です。主人公の金俊平は原作者である梁石日の父親がモデルということですが、ほんの数十年前に現実に実在していたと言うこと自体が信じられない位凄まじい世界です(おそらくノーカットでのテレビ放映は無理なんじゃないかと思います。)。その金俊平をビートたけしが熱演しています。(原作での金俊平は怪物的に描かれていますが、映画版の方が等身大の人間としてリアルな感じがします。)
この作品については是非原作を読んでもらいたいです。正直、映画は時間的な制約があるせいか原作のダイジェスト的なものになっていますから、おそらく映画だけ見た人は暴力的なシーンばかりが印象に残ってストーリーは良くわからないままなんじゃないでしょうか。
あまり、万人にお勧めできる作品ではありませんが、戦前に海を渡って日本にやってきた一人の在日朝鮮人の壮絶な生きざまに惹きこまれてしまう不思議な魅力を持つ作品です(ただ、身内や周囲にいたら絶対に嫌な類の人間ですけど)。
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