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タイトル名 |
ターミナル |
レビュワー |
ただすけさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2006-05-08 01:29:16 |
変更日時 |
2006-05-08 01:33:21 |
レビュー内容 |
なーんだ「お化け屋敷」だったのですね。空港そのものがお化け屋敷全体。トムハンクス鬼太郎を筆頭にスタンリー・トゥッチぬらりひょんなど多彩なおばけたちがいます。目玉のオヤジも当然います。ただしインド人ですが。仕掛けは人種問題、国際問題、人情、不倫、恋愛などこれまた多彩ですが、仕掛けだけに腰を抜かすほどには恐くありません。お化け屋敷のテーマはいうまでもなくお客さんをちょい怖がらせて、入場料をいただくこと。あんまり怖がらせすぎて心臓でも止まったりしたら訴えられますから、ほどほどが気が利いています。ただし入ろうかどうしようか迷っているお客さんのためには、小屋前に飾られてあるノボリがいやが上にもご来場をソソリます。「涙もののヒューマンおばけ」「小屋全体をセットで新たに作りました」などなど。思えば、この監督さんの作品はぜーんぶお化け屋敷。おばけトレーラーが逃げても逃げても追ってきたり、おばけUFOが光と音楽仕掛けで驚かしてくれたり、挙げ句の果ては戦争現場全体をお化け屋敷化したりもして、そりゃーもーたいへんです。仕掛けはおおむね似てはいますが小さいバリエーションはあります。戦争のむなしさとか、ユダヤ問題だとか、無垢への愛だとか、正義だとか、友情だとか・・・。でもテーマは一緒です。お客さんをちょい怖がらせて(喜ばせて、泣かせて)木戸銭をいただくこと、この一点です。今回の見せ物小屋は少し笑ったので木戸銭分はありました。 |
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