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タイトル名 |
メンフィス・ベル(1990) |
レビュワー |
MARK25さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2007-07-11 22:35:11 |
変更日時 |
2007-07-11 22:36:35 |
レビュー内容 |
背景に英雄を作って軍事国債を買わせようとする軍本部の計画。しかしそれならそれで最後の爆撃はもっと簡単な場所への爆撃で済ませれば良さそうなものだが、目的地を聞いただけで悲観するような場所への爆撃というのは随分ハードルを高くしたものだ。本当は生還しようと戦死しようと平気なんだろうと言う広報も無茶だが、幹部が自分が戦死者に出した手紙の返事を見せて暗に反論されて、それを読んで感じ入る広報の男には相当無理がある。ああいう人間はその程度のことで感じ入ったりしません。土台からそういう感覚がないからああいう人間になれるのだ。手紙を出してきた時点で感動させようという意図が露骨過ぎるのに、それに無理矢理感じ入るなんて、しらけます。また爆撃の段で、軍事施設以外に爆撃したくないとためらうが、これがどうも偽善的、ちゅうか嘘臭い。このチームは本当にそういう判断で生きていたのかもしれないが、散々爆撃されまくった過去のある日本人である自分にとってはこの嘘臭さは受け入れ難い。色々なところで綺麗に見せた嘘での誤魔化しを感じます。比較的航空戦にリアリティがあったのは良かった。ただ時々信じられないほど間抜けな映像が見られるのがちょっとね。まるでピアノ線でつるしてあるような航空機には萎える。 |
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