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タイトル名 |
硫黄島からの手紙 |
レビュワー |
MARK25さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2007-09-29 21:18:48 |
変更日時 |
2007-09-29 21:18:48 |
レビュー内容 |
「父親たち~」と違って、こちらはそのもの硫黄島の戦いがメイン。しかしかなり中途半端な出来。第一、日本兵が日本人らしくない。二宮やらの兵隊たちなど、まんまアメリカ兵のコピー。行動も会話もありえないほどの違和感がある。どこかから聞きかじったかのような強圧的だったり何かと死にたがる典型的な上官はしっかり描かれているのに、何故そこだけコピーになるんだろう。結局アメリカ人に日本人を描くのは無理があったということか。相当粘りに粘って戦ったはずが、この映画を観ると粘っている感じが殆ど伝わってこない。そこが肝ではないのか。何しろ直ぐ死にたがる。玉砕だぁ玉砕だぁとやかましい。こんな奴らを使って本当にそんな驚異的な粘り腰を利かせられたのかと不思議になる。こんな内容ならば何も硫黄島じゃなくてもいいんじゃないのか。「父親たち~」で手榴弾を使って自害した日本兵の遺体をリアルに描いていたが、こちらではその自害シーンを描いている。どうもねぇこういう特殊なところだけを好んで描いている感じがして嫌だ。戦いの悲惨さが描かれない中でこういうことをされても、それは残酷シーンを描いてるだけにしか見えないんですな。米兵が捕虜を虐殺してしまうシーンが唯一米軍の悪逆を描いたもので評価に値はするが、実際もっと酷いことやってるわけで、物足りないのも事実。そういえば回想シーンで日本とアメリカが戦争になったらどうなさるの?などというわざとらしい間抜けな会話は普通にいらんなぁと思う。 |
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