|
タイトル名 |
恐怖の報酬(1953) |
レビュワー |
MARK25さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2008-03-09 18:25:38 |
変更日時 |
2008-03-09 18:28:10 |
レビュー内容 |
大物的な顔をしてたジョーの変貌があまりにも激しい。もう少し徐々に追い詰められて変貌するならともかく、初っ端からビビリまくり。まったくビビリすぎ。ニトロ運ぶことは初めから判ってたことじゃんか。他の三人が殆ど怖がっていないこともあって、際立って見える。振動だけで爆発危険があるとしながら、出発のときからビール運搬車並みに揺れているニトロに唖然とする。それは時代の技術的に詰められなかったと大目に見るにしても、ブレーキをかけた途端に爆発だとか言いながら、思いっきり急ブレーキかけていたりするはちょっと許せない甘さ。どうにも冷める。トラックのドアにしてもかなりバンバンと勢い良く閉めているし、そういうところはもう少しどうにかなるだろう。道中も口先では危険を語りながら無茶なことばっかりしている。いつ爆発するかわからないニトロの恐怖を喧伝しながら、そういう詰めの甘さが緊張感を殺ぐ。また序盤が無駄に長すぎる。だらだらと人物説明に時間を使いすぎ。だから二時間半もの長い映画になってしまうんだよ。良いところとしては、ルイジのトラックが前置きもなくいきなり爆発したということが遠景で語られることくらいか。なんら説明もされずあっさり消えてなくなるということが、逆にニトロの恐ろしさを感じさせてくれて、この点は良かった。直前までルイジたちを写すとか妙な説明を入れていないところが良い。 |
|
MARK25 さんの 最近のクチコミ・感想
恐怖の報酬(1953)のレビュー一覧を見る
|