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タイトル名 |
悪魔のような女(1955) |
レビュワー |
θさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-03-31 22:42:00 |
変更日時 |
2010-07-11 14:24:06 |
レビュー内容 |
非常に秀逸なサスペンス。 モノクロのよさが存分に出ている。
前半、淡々と殺人計画が進んでいく。 殺人の決心がなかなかつかないクリスティーナに完全に感情移入させてしまい、筋が読めなくなっている。 箱の紐が切れるところとか、危ない、と心の中で叫んでしまった。 ここだけでも十分面白い。
そして後半、プールの水を抜いたところから一気に加速。 次々と不可解な事態が発生し、半ばパニック。ミステリアス度は急上昇。
ラストなんて、並みのホラー映画ではかなわない怖さ。 陰影や音の使い方がうまい。 最後の死体は予想はしていたが、やはり驚く。
しかし、探偵がけりをつけて一件落着のところで、生徒の最後の一言が謎を呼ぶ。 せっかく完成したジグソーパズルが崩れて、嫌な余韻を残してエンド。
最近のサスペンスなんかよりもずっと優秀。 個人的には「恐怖の報酬」よりも上かも。 |
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