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タイトル名 |
殺人に関する短いフィルム |
レビュワー |
θさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-12-31 19:40:02 |
変更日時 |
2013-09-15 22:54:00 |
レビュー内容 |
主人公と、主人公が見ているもののみを明るくし、周りを暗く押さえる映像法で徹底して「見える世界」を限定しつつ、それでいて淡々と殺人を描き出していく手法はなかなかのもの。
■「なぜ殺したのか」は一切描かない(というより、ない)。殺人はあまりに淡々と、突き放して描き出される。その代わり弁護士の心中はくっきりと描かれる。同じカフェにいたのに、もう少しうまく弁護できたかもしれないのに、依頼人は自らの目の前で絞首刑になる。
■タクシー運転手についても殺されるまでを描いていたが、そこはあまり利いてない気がした。これほど短い作品ながら、前半は冗長さを感じてしまった。代わりに、彼女に「この車どうしたの?」と詰め寄られるシーンの後を、個人的にはもっと見てみたかった。 |
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