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タイトル名 |
二十日鼠と人間(1992) |
レビュワー |
θさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2010-01-01 22:38:46 |
変更日時 |
2013-09-15 23:08:35 |
レビュー内容 |
ラスト、犬の死の伏線がここに結集し、残酷な結末を迎える。この映画はまさにこのシーンのためだけに作られたといってもいい。
■が、逆に言えばこのシーン以外があまりに冗長。のんびりと言えば響きはいいけど、要するに中だるみ。
■そして、多くのこの映画の論評やレビューを見ていても思うのだが、レニーが「無垢」であるのはいいとして、「無垢」であるがゆえにそれが美しかったり善であったりするのか、それが非常に疑問でならない。「悪意ある犯罪」は悪意を取り除けば平穏に暮らせるが、「悪意なき犯罪」はまさに悪意ではないがゆえに、どこからもストッパーをかけることが出来ず、ある意味「悪意ある犯罪」より危険である。そしてそれを美しいかのごとく称賛してしまうのはもっと危ない。ある種の倒錯があるように思う。 |
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