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タイトル名 |
ゆれる |
レビュワー |
ぞふぃさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-11-11 18:04:13 |
変更日時 |
2008-11-11 18:06:01 |
レビュー内容 |
兄弟姉妹のドラマってどうしてこうも「濃い」んでしょう。実社会を煮詰めて煮詰めてその愛憎のエキスだけがドロドロ残っているようなものすごく濃厚な密度を感じます。兄弟は他人の始まりだから?最愛の友であると同時に最大の敵でもあり、永遠のライバルであるから、なのでしょうか? ……私(女)は姉妹をもっていないし、自分の子供にも同性の兄弟(姉妹)はいないので、わからないんですが、そんな私は、人生の中で一番激烈でグロくて熱く煮えたぎっている部分をついぞ知らずにその一生を終えるような、そんな気がしてなりません。 それは……ほっとするような、それでいてどこか寂しいような……不可思議な感覚です。 で、こんな映画を観てその知るよしもない濃い世界を「なんか分かったような気になる」のが結構好きなのかも。 で、そうやって映画鑑賞後なんか分かった気になって呟くのは、 「そうそう、世の中ってさ、この映画みたいに不公平で理不尽で残酷なもんなんだよね」 って言葉。これにつきますなぁ。
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