|
タイトル名 |
硫黄島からの手紙 |
レビュワー |
めだかの学校さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-12-18 16:45:16 |
変更日時 |
2006-12-18 16:45:16 |
レビュー内容 |
実際の戦闘シーンは極力避け、緊張感を保ったまま、少ない人物で戦争の虚しさを説く。日本人の代わりにイーストウッドがやってしまったって印象を受けました。
日本の大衆的な戦争映画では、兵士のふとした憂いや妻の悲しみなどから戦争へのアンチテーゼを理解しますが、ここでは平気で「戦争、早く終わんねーかな」と口に出してしまう。その大らかさがいいし、年配の方は「60年経ったんだな」と感じることでしょう。 36日間という時間経過が伝わりにくかったのと、栗林中将がちょっと軽薄すぎたのはマイナスでしたが、それを補って余りある魅力的な映画でした。 あと、どうしても日本人と言えば「刀」なのか、刀が登場するたびに違和感を覚えましたが、それも昔気質の軍人の象徴と捉えれば、納得できなくもありませんでした。
|
|
めだかの学校 さんの 最近のクチコミ・感想
硫黄島からの手紙のレビュー一覧を見る
|