|
タイトル名 |
アニー・ホール |
レビュワー |
kikaさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-10-05 21:47:03 |
変更日時 |
2008-10-05 21:47:03 |
レビュー内容 |
「僕を入れるようなクラブには入りたくない」
↑自己否定の極みのような台詞です。でも、共感してしまえる自分にビックリ。 恋愛中の濃密な時間、すれ違い、仲直り、別れの予感、別れの後に襲ってくるどうしようもない寂しさetc。地味な会話が延々々々続いていくだけなのですが、突然登場人物が観客に話しかけてきたり、会話の本心が字幕で出たり、空想や過去が紛れ込んだりだとか、次に何が起こるか全く読めない演出で楽しませてくれます。(そして同時に生臭さも緩和してくれる。) 誰にでも、忘れられない人がいると思う。特にドラマチックなことがあったわけじゃない。世の中半数は異性だというのに、どうしてこの人じゃなきゃ駄目だったのか?何度思い返してみてもさっぱり分からないけど、私たちはとても"お似合い"だったと思う。未練と言うわけじゃないけれど、思い出すとチクッとくるような想い。10数年ぶりに見たこの映画は、そんな切なさによく似ていました。
|
|
kika さんの 最近のクチコミ・感想
アニー・ホールのレビュー一覧を見る
|