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タイトル名 |
25時(2002) |
レビュワー |
マンフロントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2007-03-16 21:36:58 |
変更日時 |
2007-07-17 14:06:04 |
レビュー内容 |
逮捕されても起訴、裁判、判決までは保証金を払えば自由でいられて、判決後に刑務所に入る最後の日を描いた映画。莫大な保証金は父親がバーを担保にして支払っている、ということが描かれていないので、ラストの夢の父親の愛情の重みがもうひとつ伝わらないが、それでもリアルな男同士の交流には引き込まれ、十分に面白い。特にラストのナレーションと荘厳な音楽の中で描かれるまっとうな生き直しの夢は感動的で、でも夢でした・・で終わる絶望感は強烈。しかしNYだけでも大勢いるはずの刑務所に収監される、というちっぽけな自業自得を、ここまで荘厳な音楽の中で大悲劇のように描くのがもう1つ疑問だ。もっと悲惨で理不尽な悲劇はNYだけでもたくさんありすぎる。さらに主人公が恐れているのは、刑務所で男に襲われる恐怖がメインで、これは米映画でよく描かれるが、本当のことなのだろうか。こんなことが放置されているなら、実刑は一ヶ月も十年もたいして違わないくらいの重罰になり、人権問題になっていると思うのだが? 私はハリウッドの犯罪抑止策への協力プロパガンダと思っている。 |
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