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タイトル名 |
ROOM-H6 |
レビュワー |
鳥居甲斐守さん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2007-05-21 20:28:55 |
変更日時 |
2007-05-21 20:28:55 |
レビュー内容 |
ただ単に残酷で気持ち悪いだけの映画、ただエロいだけの映画なら誰にだって作れる。極端な話、サウジアラビアあたりで現在でも行われている公開処刑の様子をずっと映すとか、人間の吐瀉物や排泄物を映していればいいんだから楽でいい。だが普通それを「映画」とは言わない。問題は殺人描写やセックス描写をストーリーの中に組み入れて「映画」として完成させることにある。しかしこの作品は、ストーリーなど2の次、3の次で、とにかく過激な殺人シーン、性交シーンを撮ることが「目的化」してしまっているという印象を受ける。そういう意味では、この作品は、アダルト・ビデオやスナッフ・フィルム(モドキ?)に多少映画的なテイストを付け加えただけのシロモノで、基本的にはそれらと何ら変わるところは無いと言っていい。そもそも、そんなに人間の残酷性・残虐性を表現したいのなら、わざわざ他所の国の殺人鬼などを持ってくるんじゃなくて、御先祖様のスペイン人がかつて植民地・新大陸で先住民に対して行った「犯罪」を題材に映画を作ってみたらいかが?(笑) |
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