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タイトル名 |
キサラギ |
レビュワー |
すねこすりさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2008-10-16 12:00:43 |
変更日時 |
2008-10-16 12:00:43 |
レビュー内容 |
よく考えられた展開だとは思うが、よく出来たシナリオとまでは思えない。これは、「結」を先に考えれば、いくらでも作りこめてしまうネタばかりだからだと思う。ストーリーありきで、各人物の印象が押並べて薄い。全て、ストーリーを展開させるための「駒」扱いなんだよなあ。そこがこの作品の奥行きのなさの理由だと思う。もとが舞台の戯曲だったせいもあるだろうが、映画を見ていると言うより、やっぱり舞台を見ている印象で役者の演技も過剰気味。同じ戯曲なら、『笑ひの大学』の方が比べ物にならないくらい優れていると思うし(あちらも映画は失敗だったと思うが)、映画としてみたら尚更、底が浅い。こういう密室劇は、ネタバレしていても面白くなければ作品としてはダメだと思う。本作は、一度見てしまえばそれで十分。ラストシーンは完全に蛇足。 |
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