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タイトル名 |
北京ヴァイオリン |
レビュワー |
すねこすりさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-04-21 15:40:25 |
変更日時 |
2008-04-21 15:40:25 |
レビュー内容 |
評価は分かれている様ですが、私はとても好きな一品。公開当時に、劇場で見た後、そのまま売店でサントラCDを買いました。優れた才能を持った、しかも思春期の男の子ゆえの独特の愛想のなさ、もうオチャメなほどに息子思いの父親は、良い父子コンビ。莉莉に見せる小春の表情がまた普段と対比されていて実に可愛い。特筆すべきは、無頼の感ある江先生。金満少年のレッスン中にカップを投げつけるシーン、猫たちが自由に闊歩する江先生の部屋での小春との小さなやりとりの数々も、いいんだよな~。ラストは感激。涙しながら父だけのために渾身の演奏を捧げる、これ以上の父への気持ちの表現はないでしょう。彼の実力ならば、コンクール参加のチャンスは今後もきっとあるはず。この監督の作品では、『覇王別姫』よりこちらの方が、私的には断然好き。後半は涙ナシでは見られません。何度でも見たくなる本当に素敵な映画。 |
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