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タイトル名 |
武蔵野夫人 |
レビュワー |
いのうえさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2007-01-18 23:31:49 |
変更日時 |
2007-01-18 23:31:49 |
レビュー内容 |
武蔵野だけど、武蔵野市じゃないんだよね。いわゆる広い意味での武蔵野。国分寺とか小金井とか小平あたりじゃないかな。仕事の関係で日常的に見ている光景なんだけど、この時代にはこのような光景だったんだと思うと凄く感慨がある。自然が残る美しい武蔵野をひたすら映しておいて、最後の最後に、宅地化・都会化が進みつつある(今につながる)武蔵野を映す。これも、土地を知る者には「おお、こう来たか」という驚きがあった。 そういう意味でこの映画のテーマはタイトル通り武蔵野なんだけど、肝心の人間の描き方が、溝口にしては弱いなあ。現代劇の溝口も『雪夫人』なんかだと結構行けてたのになあ。そうは言いつつ、嫌いじゃないんだけどね。 |
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