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タイトル名 |
最前線物語 |
レビュワー |
枕流さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2010-11-23 23:05:53 |
変更日時 |
2010-11-23 23:05:53 |
レビュー内容 |
戦闘シーンはリアルなのだが、脚本らしい脚本がないため、どうしてもとっ散らかった印象を免れない。北アフリカ、シチリア、Dデー、フランス、ベルギー、ドイツと戦場の舞台は豊富で、戦闘シーンも砂漠、市街戦、精神病院や古城など様々であり、エピソードはそれぞれ面白いのだが、それらにあまりつながりがない。これは登場人物の造形がしっかりしていないのが原因として大きい。小説家、農家の息子、サックス吹き、臆病な名射手、鬼軍曹となかなか面白そうなメンツが揃っているのだが、その設定を十分に活かしきれていない。監督の実体験が元になっているそうだが、ただ体験だけ映し出されても映画としては面白くならない。もっと人間ドラマが見たかった。オープニングとエンディングの対比は唯一良かったと思う。 |
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