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タイトル名 |
エアベンダー |
レビュワー |
matanさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-07-30 10:09:26 |
変更日時 |
2010-07-30 10:33:13 |
レビュー内容 |
3Dの吹き替えで見ました。まず、私は映画を見て最初に判断するのは、「見終わった後、映画を長く感じたかどうか」です。長く感じる時は辛い評価になり、短く感じた時は甘い評価になります。この映画の結論は「短く感じた」でした。ただ、この映画の不思議な所は、アバター(エアベンダー)の生まれかわりである主人公が、なぜアバターの道をまっすぐ進まなかったのかという所です。しかも、そのせいで「気」の国の人々がほとんど殺されてしまうから深刻です。これが、ただ平凡な人生(妻子を持ち、友情を得るなど普通の生活がしたかった)という理由だけでは説明がつかないと思うのです。また、アバターはそれぞれの国に行って修行しないとその国のベンダーの力を得ることが出来ません。そこで思うのは、もしかするとアバターが出現するということは国々の秩序が乱れる時ではないかと思えるのです。だから、アバターが出現した国は必ず全滅させられる運命ではないかと、そしてそこからアバターの旅が始まるのではないかと思えるのです。そして、マスターする順番もあります。気→水→土→火です。昔、土の国からアバター(土ベンダー)が出現したと言っていました。この場合、土→火→気→水となり、この場合、悪人は水の国に出現したことになります。(エアベンダーのエアとは空気のことだから、気の国と訳していますが、実は「風」の国がぴったり来ると思えます。通常、「気」というと氣功の気であり、空気の気を指しません。私は誤訳だと思うのです。)この映画を評価したいのは、火の国にも善人がいることであり、土の国にも悪人が出てくることです。きっと、水の国にも気の国にも悪人はいたに違いありません。また、すべての力を持っているアバターが人々を殺すことが出来ないというハンデを持っているのも面白い事です。このハンデで全世界を統治していかないといけない訳です。なかなか難しいミッションと言えるでしょう。こういう寓話は何かを例えている場合が多いと思うのです。今回の火の国とは人間の文明ではないかと。精霊はなんでしょうか? とても弱々しく、しかし、重要な役割があります。地球の自然ではないでしょうか。この寓話は人間社会が自然を壊しに壊して、アバター(エアベンダー)を出現させる時代を迎えていると言っているのではないかと想えるのです。 |
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