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タイトル名 |
消されたヘッドライン |
レビュワー |
塚原新さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2010-02-06 13:22:55 |
変更日時 |
2010-02-06 13:22:55 |
レビュー内容 |
自分が思ったのは、いくつかの点をもっと煮詰めれば、かなり面白くなった作品だということ。やはり、先のレビュワーの方たちが指摘されている通り、 ①主人公が社会正義と友情の、どちらのために戦っているのか、あるいは両方で揺れ動いているのかがはっきりしない。見ている間、今ひとつ乗り切れないのは明らかにこのせいで、これを明確に描けばだいぶ感情移入しやすくなったと思う。 ②ラストの展開だが、社会悪→個人への帰結で拍子抜けする展開でも、議員が「なぜそこまでして軍事企業を倒そうとするのか」あるいは「自分の人間性を捨ててまで軍事企業を阻止しようとする意義」といった人間の執念や狂気性などを描くことも出来たはず。そこまで踏み込めば、決してショボイ印象はなかったはず。強大な社会悪の前に人間性を歪められていく人間の姿を描けたかもしれない。 終盤までは、スリリングに見られたので、惜しい気がする。 |
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