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タイトル名 |
マルホランド・ドライブ |
レビュワー |
boossblendさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2006-12-23 22:55:43 |
変更日時 |
2006-12-23 22:55:43 |
レビュー内容 |
「これら(マルホランド・ドライブという映画自体)は何もかもまやかしです」という逃げのレビューを書き込もうとしたが、ふと半笑いのリンチの顔が浮かんできた。「意味は並置の中から生まれるのであって、一つのショットから生まれるのではない」というプドフキン様の言葉を思い出し、「巻き戻しと一時停止の濫用」を正当化して二度目の本編スタート。そこにはもうプライドも糞もない。 横に伏す女…ダンの見た夢…ウィンキーズのウェートレス…黒電話と吸殻…大金とブルーキー…カウボーイの存在…17号室の腐乱死体…ブルーボックスを開けるリタ…アダムの母ココ…迫る老夫婦…シレンシオシレンシオシレンシオ。 リンチの敷いた伏線を解きながらエンディングを迎えた。正直な感想は、「自分の解釈は正しいのだろうか?」「どこか見落としはないだろうか。」「もう一度見てみたい。」…この感覚こそがマルホランドドライブであろう。
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