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タイトル名 |
ヒストリー・オブ・バイオレンス |
レビュワー |
Tweetyさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2007-01-16 22:31:07 |
変更日時 |
2007-01-16 22:31:07 |
レビュー内容 |
この映画の凄い所は、全ての台詞、シーンに無駄がない事です。無駄が削ぎ落とされて全てが心に焼き付けられる。一見平和そうな日常。そこに暴力や殺人という非日常が唐突に入り込んでくるのだけど、みんな何の躊躇も無く殺しちゃうんですよ~、さらっと手際良く。アクションヒーロー映画みたいに。でもそれによって壊れた肉体はとってもリアル。ゾッとします。虚構の世界だと思っていた暴力が現実の日常を侵食していく恐怖…。一番衝撃を受けたのは、いじめられっ子だった息子が暴力に目覚め、家族を守るためとはいえフォガティを射殺したシーン。エディにしてもね、コスプレHなんかして幸せ全開!で愛してた夫“トム・ストール”の過去を知って、吐くほど嫌悪したのに魅力も感じているように見える。暴力的な階段のシーンですが最後にエディは自分から夫を引き寄せてました。夫(父)の過去を受け入れるかという家族の葛藤と同時に暴力に魅了されていく人間の姿も描かれていて奥深い映画でした。 |
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