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タイトル名 |
マディソン郡の橋 |
レビュワー |
seagullさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-02-21 19:09:10 |
変更日時 |
2008-02-21 19:09:10 |
レビュー内容 |
マディソン郡の橋
この場合、おとこは枯れていないとダメである。 イーストウッドで充分。 しかも、ストリープ同様、 イーストウッドも少年になっていた。
ストリープの演技はちょっと鼻につく感じがした部分もあったが、 過去にちょっとインテリであったイタリア女性をものすごくわかりやすく表現していた。 (農作業のストライプシャツとスパッツ、ウエストラインが強調されたワンピース、 ソフィア・ロレーンを彷彿とさせる、多分創りこんだであろう既婚のイタリア女性のボリュームのある体つき) ドレスを纏って、ロバートの前にその姿を表したとき、イタリア女性であったフランチェスカの気持ちを充分に表現していた。
また、イーストウッドは充分魅力的な 一度はウキ草生活を否定したものの挫折し、ウキ草生活の染み付いた初老のおとこを演じた。
息子は、母の想像もした事のないそんな体験を徐々に理解し、 その意志を尊重して、家族・愛というものの重さを認識し、自分の生活を顧みた。
娘は、同性の母の痛みを充分理解し、愛の本質を感じたいと思い、夫と一旦距離を置いた。
両者とも、愛・家族というモノに基本は前向きに肯定して...
不倫がいけないとかいいとかの問題ではない。
真実の愛とは、かけがいの無い家族とその愛情とは...ということではないかと思う。
主人公の二人は、過去の主役
息子・娘の二人とその家族は、未来の主役である。
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