|
タイトル名 |
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド |
レビュワー |
あおやんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-06-17 02:32:20 |
変更日時 |
2007-06-17 02:32:20 |
レビュー内容 |
酷評が多い本シリーズですが、2作目と3作目についてはオーシャンズ1xシリーズにも通じる"主人公のいない"物語で、かつやたらと長尺な話になっていて、何というかいわゆる「映画通」な人達のステレオタイプな常識をコケにするのが狙いなのではないかと思えてきます。 登場人物達の一向に一致しない思惑と計算ミスが話をやや混乱気味に展開させていきますが、2組の恋愛の話を明確に意識して話が収斂していく点と、敵と味方がどんどん入れ替わるかなりカーニバル的な展開の中でスパロウ船長が特異点のようにひっかきまわし役になっていることから、明らかに「狙って」作っているように思います。 主人公が存在しない祭り的な物語と海賊話というのは明らかに相性が良く、エンターテイメントの領域で実験を試みるには打ってつけの素材だと言えますし、個人的にはけっこう楽しめました。1作目が普通のダメ映画だったのが何とも惜しまれます。 |
|
あおやん さんの 最近のクチコミ・感想
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンドのレビュー一覧を見る
|