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タイトル名 |
マグノリア |
レビュワー |
あおやんさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2007-04-02 02:26:11 |
変更日時 |
2007-04-02 09:01:38 |
レビュー内容 |
個人的には傑作だと思いますが、生活面でのディテールや登場人物の発想がアメリカ的な特徴を強く(全くハリウッド的でないくらいに強く)帯びているため、やや感情移入しずらい面もちょっとあるかなという気はしました。 アメリカ的ユーモアが生み出した傑作なので、仕方のないことではありますが。 「愛」についてユーモアに満ちた視点で真剣に語る映画、という意味では間違いなく傑作だと思いますが、ストーリーとしては最後に煮詰まったんでしょうかね。各ストーリーが収束に向かいつつも交錯しきれずに「いつこの映画は終わるんだろう?」という疑念がふつふつと湧いた頃にカエルが降ってくると。 文学的に言えばこのアクシデント?はカタルシス(浄化)だと言えなくはないですが、これで登場人物達の苦悩が「浄化」されたというにはちょっと弱いかも(司会者の命は救いましたけどね)。 ということで多少減点ですが、人間にとって価値ある映画だと思うので8点。 ちなみにトム・クルーズの演技は良かったですが、あのキャラで女にモテるという設定はかなり微妙な気が・・。 |
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