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タイトル名 |
ウォンテッド(2008) |
レビュワー |
nadiendさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2008-09-24 12:10:37 |
変更日時 |
2008-09-24 12:11:07 |
レビュー内容 |
こう、なんというか、ひどいもんですな。 映画というフィクションの楽しみ方を承知しつつ、野暮を敢えて言うなら、 暴力とか死体とか痛みとか、そんなスタイリッシュなもんじゃないですよ。
どんな怪我も全快する風呂に曲がる弾丸、秘密結社という設定等々、 いわゆる御伽噺なわけですが、ちょっと悪趣味すぎるのでは? 上映開始30分でどん底の評価&気分になったので、 どうまとめるのかどう運ぶのか落ち着いて見届けることができた。 的外れでセンスのないラストの台詞も駄目押しで、妙に納得。
音の聴こえ方や文字の追い方など、神経症的自覚症状(のちに高い心拍数による驚異的な肉体能力の発露と判明)の描写は面白かったが、非常に耳障りなので、いつ区切りがつくのか心待ちにしていた。これが結構長かった。
ジョリーさんが拒食症気味の頃の撮影ですか? 明らかに痩せすぎで、食餌シーンが却って痛々しかった。最初の戦闘シーンの鬼気迫る凄味ある表情は、まあよかった気がする。 マカヴォイの冴えない陰鬱な表情もね。 だが如何せん映画本体として、どうなんだろう。R15とはいえ、大作映画の持つ影響力にナーバスな時世にあって、こんなもんにスター俳優使って全国公開すんなよ、と思ったわけです。個人的な不快感から1点!と叫びたいところですが、プロモ効果というか前評判もあったし、パッケージソフトは割と売れるんだろうなあ。 |
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