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タイトル名 |
鏡の女たち |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2008-05-20 12:16:16 |
変更日時 |
2008-05-20 12:16:16 |
レビュー内容 |
この人のトレードマークである日傘=まぶしさが、本作の場合ヒロシマの六千の太陽のイメージに重なる。エンディングでは日傘もなく、自分の手をさしのべて光をさえぎろうとする。この監督の特徴として「こうであったかもしれない過去」へのこだわりがあり、これは歴史の不動性へのいらだちでもあるのだろうか。娘かもしれない、娘でないかもしれない、いくつもの有り得た過去を肯定することで、歴史に一方的に振り回されることへ抵抗しているよう。素手で原爆の熱光をさえぎろうとするような無謀な試みではあるのだけれど。 |
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