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タイトル名 |
知られぬ人 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-10-15 09:51:05 |
変更日時 |
2011-10-15 09:51:05 |
レビュー内容 |
正確には字幕ありで見たんだけど、それフランス語の字幕なのよ。私読めません。まあトッド・ブラウニングの映画ですから、それほど問題はないんです。両手がなくて足でナイフ投げをする男、実は六本指を隠してて、ってな話。マッチすったりタバコ吸ったりもする(『典子は、今』を一瞬思い出したのは不謹慎か。それを不謹慎と思うことが不謹慎なのか)。邪悪な小人とのコンビで、だいたい小人ってのは邪悪だなあ。モロ差別的偏見だけど、心の深層でついうなずいてしまう無意識レベルでの納得があるから、ドイツの伝説なんかでも悪鬼になってるのか。小人が精神的な悪、巨人は肉体的凶暴、って住み分けしてるみたい。ジョーン・クロフォードが白目の光る情熱の女。ロン・チェイニーの失恋の後の高笑いに凄味あり。怪人の哀しみ。馬が引っ張り合う芸で恋敵の腕をちぎろうとする復讐を企てて、馬に踏まれて死んでいっちゃう。終始カタワへの執着を見せる映画。『三人』というこれの二年前のブラウニング作品も小人と巨人のコンビで、小人の邪悪さはかわらず。警官の前では車でブーブー遊んでみせたりするの。子どもは純真とされるもので、大人なのにその純真な子どものサイズでいる、ってところが邪悪にふさわしいのか。 |
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