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タイトル名 |
ジャンケン娘 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-03-03 12:20:41 |
変更日時 |
2009-03-03 12:20:41 |
レビュー内容 |
チエミ・ひばりが高三の修学旅行ってところからして、感動的である。そこに芸者のタマゴのいづみが絡むことで、日本調とポップス調の対比という幅ができる。“人身売買”に憤然とする、ってのも時代なら、チエミのお父さんが、娘たちは世間知らずだからなあ、と微笑みながら見ているのも時代。日劇でそれぞれ夢を見るスターシーンがミュージカル的見せ場になっていて、ラストでさらに爆発するかと思っていたら、窮屈なジェットコースターの座席で、一人ずつ歌うだけってのは物足りなかった。つまりこの時代は、ショーよりもジェットコースターのほうが新鮮な魅力だったのだろう。この三人それぞれにかわいく(本当です)、昭和も30年代になって、何やら新しい時代へ入っていくんだ、という気分が感じられる。ギトギトしたカラーの発色も懐かしい。けっきょくいづみの貞操が救われるのも、大企業の息子の思いつきってところが、これ以後の日本を見通してもいたような。提供明治製菓。 |
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