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タイトル名 |
ロマンス娘 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-11-29 12:07:01 |
変更日時 |
2008-11-29 12:07:01 |
レビュー内容 |
美空ひばりが寿司屋の娘でしっかり者、江利チエミがパン屋(堂々と明治製菓)でヒョーキン者、雪村いづみが花屋でおとなしい恥ずかしがり屋、といった個性になっている。それぞれの個性を強調し、さらに色分けでくっきりさせて、アンサンブルの味を出していく趣向。全体は楽しい夏休みへ向けたウキウキした気分で通す。まだ戦争終わって10年ほどなのに(10年ほどだから?)、実に明朗。随所に歌がはいり、3人が「ひばり・チエミ・いづみ三人娘のショー」を見に行くという設定ではタップリ見せる。いづみの「マンボ・バカン」のハレバレした声はいかにもこれから始まる昭和30年代を予告しているよう。チエミは「ロックンロールワルツ」ってのを歌って、これも1960年代テイストを予告。実は詐欺師の森繁が○○の父親だった、っていうとんでもない展開もあり、チエミはマンボで黒田節を歌うし、もう何がなんだか分からないけど、とにかく時代の明るさだけはズンズンとこちらに迫ってきて、嬉しい。 |
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