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タイトル名 |
007/慰めの報酬 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-09-25 12:05:41 |
変更日時 |
2009-09-25 12:05:41 |
レビュー内容 |
D・クレイグになってボンドのキャラクターが変わってしまったことを痛感したのは、ホテルを代えるとこの「宝くじに当たった教師だ」ってユーモアが映画として生きなかったところ。あれはこれまでの余裕のあるボンド用のギャグであって、クレイグには全然似合わない。人間味が出て苦悩するボンドになったわけだが、それで007の看板を張ってもいいのだろうか。あんまり人間味を出しすぎると、ありえないアクションとの乖離が今度は目立ってきてしまった。アクションでは最初の教会のが一番良かったが、前作の工事現場には劣る。ちょっとカットを割り過ぎる。ジャンカルロ・ジャンニーニが好きで、『ハンニバル』のときは、ただイタリアってだけで登場しあっさり消えてしまったのにがっかりしたものだが、あの失意を再び味わわされた。本作に登場したすべての人物の中で一番貫禄があるのになあ。このシリーズの興味では悪役が何を企んでるのか、ってのがあって、次世代の問題点をけっこう先取りしてたりする。今回は自然保護団体の仮面をかぶって××利権を狙うってあたり、いいとこ突いてた。 |
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