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タイトル名 |
タクシデルミア ある剥製師の遺言 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-02-27 12:15:42 |
変更日時 |
2009-02-27 12:15:42 |
レビュー内容 |
もっと“おげれつ遊園地”って感じのものを期待してたので、やや肩すかしの印象。たしかにゲロの横移動なんかは堪能したが、ラストのほうの内臓三昧の自己剥製シーンや、最初のほうのロウソクマゾやらマッチ売りロリやら、これ見よがしなところは引いてしまう、なんかパサパサしてしまう。こういうの嫌いじゃないんです、どっちかって言うと大好きなんですが、もっと慎ましく、しかしネットリと提示してくれたほうが、こっちも“おもてなし”を受け入れ易い。あの風呂桶をめぐる水平軸の回り舞台なんかよかった。ところどころでオッとなれるんだけど、それがブツブツ切れた感じで、たとえばフェリーニのような大きなうねりを生み出してはくれてなかった。なかでは二代目の大食い選手が、かつての東欧のスポーツ選手の栄光と悲惨を描いていてよかったんじゃないか。ポーランドの「大理石の男」にも通じるような。 |
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