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タイトル名 |
タンゴ(1993) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-11-04 10:20:12 |
変更日時 |
2011-11-04 10:20:12 |
レビュー内容 |
妻と別居しているポールの頭の中は、妻で充血しちゃっている。いまどこかで妻が確実に彼女の生活をしている、ってことが嫉妬の対象になる。彼女の幻影を徹底的に排除したい、それが殺人願望にまで至る。そういう男を巡っても、サスペンスじゃなくコメディになるのは、監督があくまで男の心理にこだわっているから。女性心理には興味を持たない。「男は女をこう感じている」ってところにのみ、興味を集中させていく。男だけの暮らし。でもそれは人一倍女性にこだわっていることでもあり。集中していく話じゃなく、エピソードを集めて移動していく話。とうとう飛行機で北アフリカへ。『髪結いの亭主』のアラブ音楽の故郷だ。あちらのものでは殺人がごく自然にコメディの中にはいれる。エスプリって言うんですかね。 |
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